「生理休暇」→「エフ休」に名称変更 進む取得しやすい環境づくり
このような女性従業員の声を拾い、対応を行っている企業もあります。

厚労省が運営する『働く女性の心とからだの応援サイト』によりますと、大阪府で製造業を営む、桃谷順天館では女性特有の体調不良の際に、月1回取得できる特別休暇を「エフ休」として利用用途がわからないようにし、取得理由の言いづらさ、取得しづらさを排除する取り組みを実施。
愛知県の河村電器産業は女性は年間15日、また男性も3日取得できる「健康休暇」を導入。男性が多い電気・建設業界でありながら、女性に配慮したをはじめとする様々な制度を確立させています。
社会全体で女性特有の生理を理解するためには、性別に関わらず正しい知識を持つことが求められています。男性は生理についてどのような理解を持っているのでしょうか。

20代男性
「出血が伴い、腹部や胸部が張って痛いというイメージ。相手の周期とかは大体分かっている」
30代男性
「イライラしていたらそっとしておきます。結構症状は重そうです。深く聞くのはどうなんだろうと悩むことも」
30代男性
「大丈夫?と様子を聞くことくらいしかできない」
50代男性
「そういう話はちょっと…、口にするのはどうかと思うけど」
取材をする中では、20代から30代の男性は比較的、生理に対して理解をしていて、パートナーをフォローする姿勢が見られましたが、50代以上の男性は質問内容について苦い顔をして回答を避ける人がほとんどでした。