男性が生理について正しい知識を持つためには
沖縄キリスト教学院大学の学生
「ナプキンって、生理が来たら2~3時間置きにトイレに行ってわざわざ交換しないといけないわけ」

こうした中、タブー視されている生理の問題について自由に話せる環境を作りたいと活動を行う、キリスト教学院大学のサークル『Ladybird』。男性にも生理への理解をもってもらおうと、中学校への出前授業を行っています。
授業では生理時には眠気や痛み、気分の落ち込みなど人それぞれ異なる症状があることを説明したほか、経済的な理由などで生理用品を十分に買えない「生理の貧困」問題について生徒とともに考えました。
男子生徒
「人それぞれ症状が違う所とか初めて知りました」
女子生徒
「話しづらいことが1番大きいから、男女一緒にやった方が女子にとってもいいことかなと思います」

このように女性の生理が始まる12歳前後から男女一緒に性教育を行うことは、男性の生理への抵抗感を少なくし、生理で困る女性をサポートする体制づくりにもつながっていくといいます。
沖縄キリスト教学院大学 仲里和花 准教授
「生理を含めた性教育は、生理について否定的なイメージを与えないようにすることが大切です。生理を正しく理解してもらうため、生理で困っている女子をサポートする体制を作るためにも、中学生からの性教育はとても、重要だと思います」
これから社会全体で取り組むべき課題となっている女性の生理。タブーを取り除き、男女で関心を持ちながら、よりよい環境をいかに作っていくかがカギとなります。