3月18日(月)に開幕するセンバツ甲子園から導入される『低反発バット』。
従来の金属バットより反発力が低下。打球速度は遅くなり、それによって飛距離も5mほど短くなると言われています。

なぜ「低反発バット」が導入されるの?
まず、『低反発バット』が導入された経緯としては、投手の安全を確保するためにあります。
従来の金属バットで投手方向へライナーを打つ、いわゆる『ピッチャー返し』をした場合、その打球の速度から投手は避けることが難しく、怪我をする危険性がありました。
現に練習中に投手への直撃で骨折する事案や、死亡する事案も発生していたのです。

また、今までは『当たりが悪くてもヒット性の打球が打てる』という点で打者が有利だったため、投手への球数抑制や肘、肩の負担軽減の目的もあります。

見た目の違いはほとんどありません。重さも従来の規定900g以上と変わりません。
変わる点は、最大の直径が3mmほど細くなり、打球部(いわゆるバットの芯)は1mmほど厚くなります。そのため反発力は低下し、ゴロの打球が増えるんです。
