ウクライナのゼレンスキー大統領が訪れていた南部オデーサをロシア軍がミサイルで攻撃しました。アメリカメディアは「大統領が標的とみられる」と報じています。

6日、ギリシャの首相とオデーサを視察したゼレンスキー大統領。

ウクライナメディアによると、2人が訪問していた際、ロシア軍のミサイル攻撃があり5人が死亡したということです。

ウクライナ ゼレンスキー大統領
「攻撃を目撃した。我々が相手にしているのは、どこを攻撃するかなど気にかけない人々だ」

両首脳は無事でしたが、アメリカのワシントンポストは「ゼレンスキー氏らから、およそ150メートル先に着弾した」「大統領が標的とみられる」と伝えています。

一方、ロシアでは間近に迫る大統領選挙を前に「反プーチン」を呼びかける動きが出ています。

刑務所で死亡した反体制派指導者ナワリヌイ氏の妻・ユリアさんが訴えているもので、有権者に対し選挙最終日となる17日の正午にあわせて投票所に行き、プーチン大統領以外の候補に投票するか投票用紙を破棄するよう求めています。

「大統領選は完全なフィクションだが、投票日を利用してプーチン氏に反対していることを示す必要がある」としています。