ウクライナメディアは6日、ゼレンスキー大統領がギリシャの首相とともに南部オデーサを訪問中、近くでロシア軍によるミサイル攻撃があったと報じました。

ウクライナ国営の「ウクルインフォルム」などによりますと、6日、ゼレンスキー大統領がギリシャのミツォタキス首相とオデーサ港を訪問していた際、近くでロシア軍によるミサイル攻撃があり、5人が死亡しました。

ゼレンスキー大統領も会見で「攻撃を目撃した」と話しましたが、両首脳にけがはありませんでした。

アメリカのワシントンポストは、ギリシャ当局者の話として「ミサイルはゼレンスキー氏らからおよそ150メートル先に着弾した」と報じていて、「大統領を標的にしたとみられる」と伝えています。

オデーサでは今月2日、ロシア軍の攻撃で乳児を含む12人が死亡していて、両首脳は追悼のため現場を訪れていました。

一方、ロシア国防省は、オデーサの港湾地区にあるウクライナ軍の無人艇の格納庫をミサイルで攻撃し、破壊したと発表しています。