常翔学園が驚異の反撃試みる

しかしここから常翔学園が驚異の反撃。強みである一人一人の縦への強さを武器に、休まず攻撃を仕掛けます。17分にFL家大祐選手が反撃のトライを奪うと、24分には粘り強くボールをつないで途中出場のPR荒玉龍之介選手がトライ。31対17と、2チャンスで同点可能な14点差までに迫ります。
刻々と少なくなっていく残り時間、常翔学園はあきらめません。ひたむきに縦突破を繰り返すと、29分には、PR佐々木大斗選手がトライ、ゴールが決まれば1チャンス差という場面を作ります、しかし、強風の中、無情にもボールは逸れてゴールならず、常翔学園の強烈な反撃もここまで。御所実が31対22で逃げ切って、決勝進出を果たしました。
ラインアウトの中心として活躍した御所実のLO服部凰真選手は、「ラインアウトからのモールは自分たちの自信になっている、昨年(奈良の決勝戦で)天理に止められたモールを修正して日々練習してきたので、どんな相手にでもできるようになっている」と、決勝にむけて自信をのぞかせました。
【決勝戦 大阪桐蔭 対 御所実】きょう2月25日(日)に行われる決勝戦は、近畿大会連覇を狙う大阪桐蔭と、1月のサニックスワールドラグビーユース交流大会予選会に続く優勝を狙う御所実の対決となりました。