出場権獲得は、東海大大阪仰星と天理
さて、準決勝に先立って、全国(選抜大会)への出場権をかけた対戦では、第1試合は東海大大阪仰星が京都工学院に29対0と快勝。京都工学院の広川陽翔主将が、「雨の中の難しいコンディション、自分たちはプランどおりの戦いができなくなったとき、個人、個人で打開しようとしてうまくいかなかったが、仰星さんは、チームとして意思統一しながらしっかり修正してきた」というように、攻守に全員が一体となったラグビーを見せて、昨年かなわなかった選抜大会への出場権を手にしました。
続く第2試合も雨でボールが滑りやすい難しいコンディション。天理が、さすが伝統校の底力を見せつけました。立ち上がり集中力の高いディフェンスで関西学院の攻撃を防ぐと、20分すぎからは、チャンスを着実に得点に結びつけていきます。大事なところでミスが出た関西学院に対して、要所要所で洗練された攻撃でトライを奪って33対0の勝利。王子拓也HCが「立ち上がり苦しんだが、途中から自分たちでよく修正してくれた。その点は評価したい。うちは、目の前のことを一つ一つこれからです」と語った天理、チームの成長にとって大事な機会となる選抜大会への出場権獲得です。(MBSスポーツ解説 宮前徳弘)
【高校ラグビー近畿大会 2月23日の結果】
準決勝(4チームとも選抜大会の出場権獲得)
大阪桐蔭 59-0 京都成章
御所実 31―22 常翔学園
選抜大会代表決定戦(★チームは選抜大会の出場権獲得)
★東海大大阪仰星 29-0 京都工学院
★天理 33-0 関西学院