ウクライナのゼレンスキー大統領は24日、国民に向けたビデオ演説を公開し、ロシアによる全面侵攻が始まってからの2年間を「勝利に近づくための730日」だったと話しました。

ロシアによる全面侵攻から2年となったこの日、ゼレンスキー大統領は、侵攻当初、一時ロシア軍に占拠された首都キーウ近郊のホストメリ空港で撮影した動画を公開しました。

動画の中でゼレンスキー大統領は2年間の激しい戦闘を振り返り、「私たち一人ひとりに弔うべき人がいる。彼らのためにこうべを垂れよう」と述べ、戦闘の犠牲者を追悼しました。

そのうえで、この2年間は「苦しみと同時に、希望の730日でもあった。勝利に近づくための730日間だった」として、国民に勝利を信じて抗戦を続けるよう訴えました。