刑務所で死亡したロシアの反体制派指導者ナワリヌイ氏をめぐり、当局側が母親に対し、遺体の密葬に同意しなければ刑務所に埋葬するという最後通告をつきつけてきたとナワリヌイ氏の陣営側が明らかにしました。

ナワリヌイ氏の広報担当者は23日、当局側からナワリヌイ氏の母親リュドミラさんに電話があり、「3時間以内に遺体を秘密裏に埋葬することに同意しなければ遺体を刑務所に埋葬する」と最後通告をつきつけてきたとSNSを通じて明らかにしました。

リュドミラさんは同意には応じず、あくまで遺体を引き渡すよう求めたということです。

ナワリヌイ氏の死をめぐっては、陣営側はプーチン政権が関与していると主張。「遺体を引き渡さないのは殺人の痕跡を消すためだ」などと非難しています。