完勝の御所実「目標は日本一 そのためにもまずは近畿大会優勝」

後半も、御所実の勢いは止まりません。185センチを超える服部選手、黒木新夢選手の両ロックをはじめ、大型選手をそろえたFW陣が力強さだけでなく、伝統のモール攻撃でも巧みさをみせて確実に得点を加えていきます。終わってみれば57対0の完勝。
ゲームリーダーの大久保選手が「目標は日本一。そのためにも、まずは近畿大会優勝。今年は、伝統のモール、ディフェンスだけでなく、BKでも取り切れるというところを目指したい」と語った御所実業。まずは、第1関門の準々決勝突破です。
【御所実 57対0 関西学院】
第4試合は天理(奈良)と常翔学園(大阪)、全国高校ラグビー大会でも数々の名勝負を演じてきた伝統校が激突しました。前半から、両チームが互いの持ち味を出し合う拮抗した展開となります。常翔学園が一人一人の強さを武器に、前に出て攻撃をしかけると、天理は強く鋭いタックルを連発、ぎりぎりのところで、常翔学園に得点を許しません。
逆に12分、天理が攻め込んだチャンスを確実にものにします。敵陣ゴール前10m付近のラックから素早くボールを動かすと、FB山崎祥永選手の巧みなランニングから、最後はWTB小松駿太郎選手がトライ。ゴールも決めて7点をリードします。