2月18日、高校ラグビー近畿大会は2日目。花園ラグビー場(第2グラウンド)で、準々決勝4試合が行われました。第1試合は、昨大会覇者の大阪桐蔭と東海大大阪仰星が対戦。東海大大阪仰星は1回戦で報徳学園(兵庫)との激戦を制して勝ち上がっています。

「試合開始から集中力のあるいい入りができた」と名取凛之輔主将が話した大阪桐蔭が先にペースをつかみます。鍛え上げた持ち前のフィジカルを武器に、FWでプレッシャーをかけると、前半14分、ゴール前5mのラックから右に展開してWTB水島功太郎選手がトライ、19分にも1トライを加えて、前半で10対0とリードを奪います。

 東海大大阪仰星も後半に反撃。4分、グラウンドを広く使う仰星らしい攻撃を見せて相手陣内深くに攻めこむと、NO8駒井良選手がラックから素早くボールを持ち出してそのままトライ。ゴールも決めて10対7に迫ります。

 しかし、大阪桐蔭は名取主将が「選手同士でしっかりとコミュニケーションをとることを意識していた。大事な場面で全員が同じ方向むいてフォーカスすることができた」と振り返ったように、直後のキックオフから素晴らしい集中力で得点まで結びつけます。