「母は避難所生活をしてから言葉を発しなくなりました」
自分が近くにいた方がいいのでは、と純男さんは6日から母親と避難所生活をはじめました。しかし慣れない避難所生活で、母の体調は悪化していきました。
「母は避難所生活をしてから言葉を発しなくなりました。普通なら自分で椅子でご飯を食べていたのが、避難所生活では完全に頼りきって、私がご飯を食べさせていた。たぶん、環境が変わったので驚いていたんだと思う。本人にしてみれば、ここがどこかはっきりわかっていなかったのではないか」
当初は寒く底冷えのする体育館、途中からは暖房のある教室に移りましたが、やよゐさんは、のどが乾燥して咳をするようになりました。「相当、乾燥していたんだろう。渇いた咳をするようになって、だんだん体調も悪くなり…疲れやストレスもあったんだと思う」

















