98歳の母 自分でご飯を食べ、元気に身の回りのことをこなす
純男さんは、郵便局で定年まで勤め上げた後、実家に戻りました。母・やよゐさんを介護しながら、2人での生活をおくっていました。
「母は朝は必ず朝食をとる。お粥さんと鮭の焼いたのと酢の物と漬物と…」母・やよゐさんは、98歳となっても、ご飯は椅子に座って自分で食べ、身の回りのことは一人でやるほど元気でした。気が強く、周りに迷惑をかけまいと生きてきた母親に周囲は、「100歳までは元気に生きるね」と声をかけるほどでした。
能登半島地震が発生した日、純男さんが帰宅すると、やよゐさんはベッドに戻る途中でした。家の壁は剥がれ落ち、ふすまが倒れ、家はいつ倒壊してもおかしくない状態でした。

















