国内鉄鋼最大手の日本製鉄は、現在、社長を務めている橋本英二氏が会長に就き、副社長の今井正氏が社長に就く人事を発表しました。
日本製鉄 橋本英二 社長
「この数年が勝負かなと。数年で弊社の将来が決まると、このように思っております。おそらく脱炭素を乗り越えていく力という意味では、世界中の鉄鋼メーカーのエンジニアを集めても今井の上をいく人はいない」
日本製鉄は、きょう開いた取締役会で、4月1日付で橋本英二社長がCEO=最高経営責任者を兼ねる会長に。今井正副社長が社長に昇格する人事を決めました。
会長に就く橋本氏は社長在任中に、アメリカの大手鉄鋼メーカー「USスチール」をおよそ2兆円で買収する計画を発表し、グローバル展開を加速させています。
今井氏は旧新日本製鉄出身の技術者として初めての社長で、二酸化炭素の排出量の少ない電炉の推進など脱炭素化に向けた取り組みを主導しています。
日本製鉄 今井正 副社長
「名実ともに日本製鉄が、総合力世界ナンバーワンの鉄鋼メーカーになるというのが務めではないかというふうに今、思っております」
USスチールの買収は先進国で最大の鉄鋼需要が見込まれるアメリカ市場の取り込みだけでなく、脱炭素化への技術開発も連携して取り組むことにしていて、買収は日本製鉄にとって最大の経営課題となっています。
今回の新たな人事で経営体制を強化し、成長を加速させたい考えです。
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