改造車などの展示会「東京オートサロン」が千葉市の幕張メッセで開幕しました。

EV=電気自動車の開発競争が激しくなる中、一部の自動車メーカーではエンジン技術を進化させることで脱炭素化に貢献しようという動きが出ています。

トヨタ自動車 豊田章男 会長
「この時代にエンジン。逆行しているように聞こえるかもしれませんが、決してそんなことはありません。未来にむけて必要なんです。動力はなんでもいいんです。真実はいつもひとつ。敵は炭素ということだけです」

トヨタ自動車の豊田章男会長はこう話したうえで、社内にエンジン技術を向上させるための新たなプロジェクトを立ち上げたことを明らかにしました。

プロジェクトの詳細は明らかにしませんでしたが、トヨタは二酸化炭素をほとんど排出しない「水素エンジン」の開発をレースを通じて進めています。

自動車業界ではEV=電気自動車の開発競争が進む一方、エンジン関連の雇用が懸念されていますが、豊田会長は「エンジンに携わる人たちは最近、銀行からお金を貸してもらえないこともあるそうです。そんなことは絶対にあってはならない」として、今後もエンジン開発を続けると強調しました。

マツダ 毛籠勝弘 社長
「2月1日にロータリーエンジンの開発グループを立ち上げます。カーボンニュートラル時代に向けた課題をブレークスルーするため、エンジン方式の垣根を越えた広い技術的視座と最先端の内燃機関技術、そしてマツダ得意のモデルベース開発の使い手として鍛錬を積んだエンジニア達が再結集します」

また、マツダも来月1日にロータリーエンジンの開発グループをおよそ6年ぶりに立ち上げると発表しました。

ロータリーエンジンは普通のエンジンよりも小さいためモーターなどを組み合わせるハイブリッド車とも相性が良いほか、カーボンニュートラル燃料や水素などを燃料として使うことも出来るため、「脱炭素化への貢献もできる」と判断したということです。