ダイハツ工業の認証不正問題を受け、親会社であるトヨタ自動車の豊田会長は「絶対にあってはならない行為だ」と謝罪しました。
トヨタ自動車 豊田章男会長
「車にとって最も大切な安全に関わる問題であり、お客様の信頼を裏切る絶対あってはならない行為」
ダイハツの親会社であるトヨタの豊田会長は「心よりお詫び申し上げる」と述べ、謝罪しました。そのうえで、2009年に起きた大規模リコール問題を挙げ、「トヨタは逃げない、隠さない、ウソをつかないということをお約束した」と強調しました。
ダイハツは、タイなどでトヨタブランドとして販売する「ヤリスエイティブ」などについて、車体の衝突試験で不正な加工を行い、試験を通過していました。
トヨタグループをめぐっては、去年3月に日野自動車でエンジンの排出ガスなどでデータの改ざんが明らかになったほか、今年3月には、豊田自動織機でもフォークリフト用のエンジンの耐久試験で不正が行われたことが明らかとなっています。
トヨタ自動車 豊田章男会長
「日野自動車、豊田自動織機、そして今回のダイハツ工業。これは個社の問題ではなくグループ全体の問題として、トヨタ自動車の会長である私が主担当として今後やっていくことを皆様にお約束させていただきたい」
豊田会長はこのように述べ、自身がガバナンスの主担当を担い、グループの総力をあげて再発防止に取り組む考えを示しました。

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