(ブルームバーグ):トランプ米大統領はイラン当局が市民のデモに武力で対応すれば、米国は抗議者を支援するとソーシャルメディアで表明した。これを受けてイラン側は、中東地域に駐留する米軍に報復する可能性を示唆した。
トランプ氏が「トゥルース・ソーシャル」に投稿したのは米東部時間2日午前3時ごろで、イラン時間では同日の午前遅くだった。イランの通貨リアルは今週、過去最低水準に急落し、制裁措置で既に疲弊している同国の経済危機はさらに悪化している。デモはその後、国内の他の地域にも広がり、民間人と治安部隊が衝突している。
トランプ氏は「イランが平和的な抗議者を銃撃し、暴力的に殺害するという常とう手段に出た場合、米国は彼らを救出するだろう」と述べ、「われわれは準備を整え、いつでも行動に移せる態勢にある」と続けた。どのような行動を検討しているのかについて具体的な内容は明らかにしなかった。
イランの反応
イラン最高指導者ハメネイ師の顧問であるラリジャニ前国会議長は、米国は「自国の兵士らの安全を心配した方がよいだろう」とソーシャルメディアの「X」に投稿した。
「イランの国内事情に米国が介入するのは、地域全体の安定を揺るがし、米国の利益破壊につながることをトランプは知るべきだ」とラリジャニ氏は述べた。「商店主の抗議と破壊行動をわれわれは区別している」と続けた。
米軍はイラクをはじめペルシャ湾岸地域に駐留している。
原題:Trump, Iran Exchange Threats as Protesters Seek Economic Relief(抜粋)
(イランからの反応を加え、更新します)
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