5月から25年ぶりに缶コーヒーが一斉に値上げします。かつては自販機で100円で買えましたが、5月からは140円に。値上げとともに缶コーヒー市場も大きく変化しています。
来月から飲料大手5社が缶コーヒーを25年ぶりに一斉に値上げします。設置先によって価格は異なりますが、自販機では「ワンダモーニングショット」や「ファイア」で130円から140円に。
「高いと思います。120円ぐらいがちょうどよかった」
かつて缶コーヒーは自販機でワンコインで買えました。それが110円に値上げされたのは1992年。
「10円出すのめんどくさいですよね」
「10円なかったときとかね、おつりとか沢山きちゃう。お財布も重たくなっちゃうしね」
その後も値段は上がり続け、来月には140円に値上がりすることになります。
物価の目安となってきた缶コーヒーの値段。しかし、この30年で缶コーヒーの売上は大幅に減ったといいます。
大手飲料メーカー
「缶コーヒーはたばこを吸いながら飲むお客さんが多かったが、最近は喫煙者も減ってきた」
ベニースーパー 佐野店 小磯晃 食品担当
「(缶コーヒーは)10年前から比べるともう10分の1以下。コンビニのコーヒーに皆さんシフトしていった」
缶コーヒーからコンビニのドリップコーヒーにお客さんが流れているといいます。そしてもう一つ台頭しているのがペットボトルコーヒーです。
日本コカ・コーラ ホルヘ・ガルドゥニョ社長
「今やコーヒーはビジネスマンだけが飲むものではない」
コカ・コーラはジョージアのペットボトル商品をこの春にリニューアル。Z世代や女性にも飲んでもらいたいとしています。
缶コーヒーの値段も容器もターゲットも、時代にあわせて大きく変わり始めています。

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