このところ、環境やエネルギーに配慮したSDGs型のお店が増えています。ユニクロは消費電力を4割削減できる新しいタイプの店舗をオープンします。

記者
「今週金曜、こちら群馬県前橋市に一風変わったユニクロがオープンします」

前橋のインターチェンジを降りてからすぐの場所に見えるオブジェのような巨大ロゴ。店内には、カフェや子どもが遊べるスペースまであります。

ファーストリテイリング 遠藤真廣グループ執行役員
「家族や友人と楽しい時間が過ごせる、新しい店として、これからお客様に受け入れられていく」

それだけではありません。

記者
「こちら店舗の壁には、着なくなった服をリサイクルした素材が断熱材の一部に使われているということです」

ユニクロ初の取り組みとして“環境に配慮したSDGs型店舗”となっているのです。

通常の店舗で最もエネルギーを消費するのは、照明や空調の電力。その消費電力を抑えるために着なくなった服を断熱材として活用しているほか、天井には4つの採光窓や太陽光パネルを設置しています。

これらの取り組みによって、およそ40%の消費電力を削減できるとしています。

先週、ファーストリテイリングトップの柳井氏は会見で、今後の店舗販売について…

ファーストリテイリング 柳井正 会長兼社長
「店での“買い物体験”みたいなことが、非常に今後、重要になってくる」

環境配慮型の店舗をめぐっては、ローソンは“4割節電”のエコ店舗をオープン。飲み物などが入る冷蔵のケースに引き戸をとりつけています。

それぞれの業態で環境に配慮したエコな店舗の形が模索されています。