米国務省は1日、中国が台湾周辺で実施した軍事演習について、中国の軍事活動と台湾に対するレトリックは「緊張を不必要に高める」とし、台湾への軍事的圧力をやめるよう中国側に求めた。トランプ大統領は当初、演習を巡る懸念を一蹴していた。

国務省のピゴット報道官は演習終了から約48時間後の声明で「中国の軍事活動と台湾および地域の他の国々に向けたレトリックは緊張を不必要に高める」と述べた。演習は過去数十年で最大規模の範囲に及んでいた。

 

中国人民解放軍で台湾方面を管轄する東部戦区は12月30日、台湾の北と南の関連海域で海上目標への攻撃訓練や対空、対潜水艦作戦を含む軍事演習を実施していると発表した。

トランプ氏は当初、今回の演習を長年続く中国の活動の延長と静観。中国は「この地域で20年にわたり海軍の軍事演習を実施してきた」とし、習近平国家主席との「素晴らしい関係」を強調していた。

演習を批判する日欧や英豪など主要民主主義国に対し、トランプ氏の姿勢は対照的だった。中国は各国からの批判を「内政干渉」と退けている。

台湾の林佳竜外交部長(外相)は米国の支持を歓迎。声明で「米国および志を同じくする国々と協力し、ルールに基づく国際秩序を共同で守っていく」と述べた。

中国外務省に対し、米国の声明に関するコメントを求めたが、すぐには応じなかった。

米国は中国に対して自制を求めるとともに、台湾への軍事的圧力を停止し、実質的な対話に応じるよう促した。また、米国は台湾海峡の平和と安定を支持し、一方的な現状変更に反対するとの立場を示した。

原題:US Says China Exercises Near Taiwan Raise Tensions Unnecessarily、US Says China’s Taiwan Drills ‘Unnecessarily’ Raised Tensions(抜粋)

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