来年度から流通が始まる新紙幣が報道陣に公開されました。紙の厚みは場所によって異なるのが特徴です。
一万円札には渋沢栄一、5千円札には津田梅子、千円札には北里柴三郎の肖像画が採用された新しいお札。様々な偽造防止の技術が使われています。
記者
「あ、ツルツルしていない。ボコボコしてますね」
紙の厚みは触る場所によって違い、インクを高く盛り、表面におうとつをつける印刷技術などが使われています。また、世界で初めて肖像が浮かび上がるホログラム技術も採用されました。
これまでより大きくなった数字表記や、識別マークの場所を変えることでお札の種類がわかるようになるなど、誰でもわかりやすいユニバーサルデザインになっています。
2024年度の上半期の流通に向けて準備が進められている新しいお札は、流通までの間は東京・中央区の貨幣博物館や全国32か所にある日本銀行の支店などで見ることができます。
また、これまでの紙幣は新紙幣発行後も使うことができ、日銀は「『現在のお札が使えなくなる』などといった詐欺行為に気をつけて欲しい」としています。

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