「ユニクロ」などを展開するファーストリテイリングは、去年9月から2月までのグループの決算で、同じ時期では最終利益が過去最高になったと発表しました。

ファーストリテイリングが発表した去年9月から2月までの半年間のグループの決算によりますと、売上高に当たる売上収益は1兆4673億円、最終利益は前の年の同じ時期と比べておよそ5%増え1533億円となりました。同じ時期としては過去最高です。

特に好調だったのはユニクロです。▼国内ではコロナが落ち着き、外出が増えたことで、ヒートテックなどの販売が好調だったほか、▼中国でも「ゼロコロナ」政策が終了し1月以降、中国ユニクロ事業の売上が回復し大幅な増収増益となりました。

一方、ファーストリテイリングの柳井会長兼社長は会見で、物価高が消費者に与える影響について「商品を見る目が厳しくなった」などと述べました。