流通大手のイオンは、今年2月までの1年間の決算で売上高にあたる営業収益が過去最高を更新したと発表しました。

イオンが12日発表した今年2月までの1年間の決算によりますと、売上高にあたる営業収益が前の年に比べて4.6%伸びて過去最高を更新し、9兆1168億円になりました。また、純利益はおよそ3倍の213億円でした。

イオンリテールなど総合スーパー事業では、物価高の中でのプライべ―トブランドの強化やAIを活用した発注なども影響し、黒字に転換したほか、ベトナムなどでの国際事業も好調でした。

2024年2月期の業績予想については、電気代や賃上げなどによる人件費が重荷になるものの人流が回復するとして、営業収益は過去最高となる9兆4000億円、純利益は250億円を見込んでいます。