アメリカのシリコンバレーバンクなどが相次いで経営破綻したことで、経済の先行きへの不透明感が増す中、比較的安全な資産とされる金の先物価格が2営業日連続で最高値を更新しました。
大阪市場で取引されている金の先物価格は、取引の中心となる「24年2月もの」が一時、1グラムあたり8225円をつけ、2営業日連続で最高値を更新しました。
「金」は「比較的安全な資産」とされていて、ロシアのウクライナ侵攻で値上がりが始まった去年4月に初めて8000円を上回る最高値をつけていました。
市場関係者は「シリコンバレーバンクなどが相次いで破綻したことの影響を見極めたいという不安感は根強く、安全資産とされる金に買いが集まっている」としています。

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