松野官房長官は、ロシアからの石油の輸入がウクライナ侵攻の前からおよそ9割、石炭の輸入はおよそ6割減ったことを明らかにしました。

松野官房長官
「持続可能な代替供給を確保するための時間を確保しながら、石油や石炭を含め、ロシアのエネルギーへの依存をフェーズアウトする方針であります」

政府は去年のG7サミットでの首脳声明に基づき、ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアへの制裁措置としてロシアから輸入される石油や石炭を段階的に禁輸とする方針を掲げています。

松野官房長官は会見で、去年後半のロシアからの輸入が、石油はウクライナ侵攻以前のおととしの同じ時期に比べておよそ9割、石炭はおよそ6割、それぞれ減ったと明らかにしました。

松野長官は、「エネルギー安定供給の確保に万全を期しつつ、G7各国と連携しながら取り組んでまいりたい」と述べました。