(ブルームバーグ):米ブロードコムの銀行団は、米アンソロピックなどの企業向けにAI半導体を対象とする新規融資600億ドル(約9兆5000億円)の組成に動き始めている。事情に詳しい関係者が明らかにした。
この大型協調融資に参加する銀行は、「クラスA」のシニア担保付融資420億ドル相当について、シンジケーション参加を募る文書を送付する準備を進めている。案件がまだ公表されていないとして、関係者は匿名を条件に語った。
ブラックストーンが「クラスB」の劣後ファイナンス180億ドル相当を主導しており、複数のファンドを通じて90億ドルを拠出し、残りをシンジケートする計画だと関係者は説明した。
ブロードコムの担当者はコメントを控えた。
数週間を経て具体化してきた今回の資金調達は、ウォール街やシリコンバレーの関係者から注視されている。データセンター建設に対する世論の反発が強まる中でも、投資家がAIインフラ拡充への資金提供に引き続き意欲的であることを確認する材料になるためだ。
ブロードコムは半導体やその他のデータセンター向け機器の販売拡大を目指し、米エヌビディアに挑んでいる。一方、アンソロピックなどのAI開発企業は、一段と多くのコンピューティング能力を必要としている。
協議内容を知る関係者は8月、この案件が実現すれば、アンソロピックをはじめとする各社が半導体やその他の主要なAIインフラを利用するための資金確保につながると述べていた。
原題:Broadcom Starts Amassing $60 Billion to Fund Chips for Anthropic(抜粋)
--取材協力:Laura Benitez.
もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
©2026 Bloomberg L.P.