ロシアのプーチン大統領は1日、カリーニングラードを含めてロシアが直接攻撃を受けた場合、「わが国が利用可能な全兵器」の使用を検討すると述べた。今週、同国外務省や在外公館が発した警告を改めて強調した。

ロシア側は一連の警告で、バルト海に面するロシアの飛び地カリーニングラードを、西側諸国が孤立させようとすれば、全兵器を防衛のために使用する可能性があると表明した。

一方、北大西洋条約機構(NATO)は「いかなる無責任な核の威嚇」も非難すると応じ、同盟国の領土を防衛する用意があるとけん制した。

プーチン氏は1日、モスクワ郊外で開かれた年次「バルダイ討論クラブ」の全体会合で、「外務省の声明や、外務省が特定の国々に送った書簡は、威嚇を意図したものではない」と発言。「われわれを威嚇しようとする試みへの対応だ」と語った。

同氏は、こうした書簡を送った理由として、バルト海での軍事演習や西側の政治家の発言、ロシア船舶を拿捕(だほ)しようとする動きを挙げた。

ロシア側による警告は、異例なほど踏み込んだ内容となっている。ロシアがウクライナの同盟国への圧力を強める中、ロシア主導のハイブリッド作戦が激化する懸念が欧州当局者の間では高まっている。

ロシア外務省は9月30日、ウクライナを支援する欧州諸国について、紛争に「直接関与している」とみなすロシア政府の認識を示した。ザハロワ報道官は、ウクライナ向けに兵器を製造している場合、同国外の防衛関連メーカーも、ロシア軍の攻撃対象となる可能性があると述べた。

原題:Putin Says Russia May Use Full Arsenal If Kaliningrad Attacked(抜粋)

もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp

©2026 Bloomberg L.P.