米アルファベット傘下のグーグルは、初投入する「Googlebook(グーグルブック)」の価格とハードウエア仕様を発表した。AI機能の搭載が標準となりつつある高級ラップトップPC市場に参入する。

価格は899ドル(約14万1600円)から。基本ソフト(OS)「Android(アンドロイド)」のユーザーやプログラマーを取り込み、対話型AI「Gemini(ジェミニ)」との連携を売りにしたい考えだ。

エイサー、華碩電脳(エイスース)、デル・テクノロジーズ、HP、レノボ・グループの5社が製造を担当する。

価格やデザイン、プロセッサー、ストレージなどの仕様は異なるが、キーボード配列は似ており、バッテリー残量などを表示する「Glowbar(グローバー)」を共通して備える。

外側のケースに「Glowbar」を備えたレノボのGooglebook

広告とサービスを主な収益源とするグーグルにとって、高級ラップトップ市場への参入の狙いは、Androidスマートフォンとスムーズに連携し、「実際に役立つ」AI機能を備えた製品を提供することにある。Androidエコシステムを統括するサミール・サマット社長が先週、ニューヨークで開かれた報道向けイベントで説明した。

「現在の仕事のやり方は、ラップトップでの利用に必ずしも最適化されていない」と、サマット氏は発表前のインタビューで語った。「スマートフォンで仕事を始めてラップトップに移ったり、その逆だったりする人が増えている」とし、異なるプラットフォーム間でアプリの連携が十分でない点を指摘。「今の時代や将来の利用の仕方に合うよう、ラップトップを刷新したかった」と述べた。

Googlebookは13-15インチのタッチスクリーンを搭載し、バッテリー駆動時間は最長14時間をうたう。発売時には、インテルの「Core Ultra Series 3」プロセッサーか、クアルコムの「Snapdragon X」チップを搭載し、将来はメディアテック製半導体も採用する予定だ。薄型・携帯性を重視し、一部モデルは重さがわずか2.2ポンド(約1キロ)となる。予約受け付けは21日に始まり、米国では10月4日に出荷を開始する。翌5日にはカナダ、英国、アイルランド、フランス、ドイツ、オーストラリアでも発売する。

HPのGooglebookに表示された「アプリキャスト」機能

原題:Google, Hardware Partners Unveil $899-Plus Googlebook AI Laptops(抜粋)

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