(ブルームバーグ):米ナスダック100指数に占めるスペースXの構成比率は、四半期ごとのリバランスが発効する21日に現在の約1.28%から2.82%に大幅に引き上げられる。ブルームバーグが入手したデータで明らかになった。
18日終値に基づき算出された最終的な比率は、指数算出元のナスダックが先に公表し、ブルームバーグがこれまで報じた暫定値と一致した。
スペースXの比率がこれまで比較的小さいのは、7月に同指数へ採用された際の事情による。当時は大半の株式についてロックアップ(既存株主の売却制限)がまだ解除されておらず、市場で取引できなかった。このため、ナスダックが新規上場した大型企業をより早く指数に組み入れられるようルールを変更し、少なくとも発行済み株式の10%が市場で取引可能でなければならないという要件を撤廃した後も、スペースXの比率は抑えられていた。
今回の比率引き上げで、異例の乖離(かいり)が縮小し始める見通しだ。スペースXは時価総額が2兆ドルを超え、ナスダック100構成銘柄では7番目の規模だが、現在の指数構成比では上位20社にも入っていない。
構成比率の変更が重要なのは、同指数に連動するパッシブ運用ファンドが保有比率を調整する必要があるためだ。これには、世界最大級の上場投資信託(ETF)で、運用資産4820億ドル(約75兆6200億円)のインベスコQQQトラスト・シリーズ1(QQQ)も含まれる。ナスダック100に連動する投資商品は200本を超え、世界全体の運用資産は8000億ドルを上回る。
ナスダック100は、ナスダック市場に上場する最大規模の非金融企業を対象とする。採用に必要な最低時価総額は定められていないが、1日平均売買高が少なくとも20万株であることなど、複数の要件を満たす必要がある。
マッコーリーのエドワード・ユン氏は、市場を動かすさまざまな要因が重なる中、指数のリバランスがより大きな意味を持つようになっていると指摘した。
「こうした指数の変更は、マクロ環境が以前よりはるかに活発な中で起きている」と説明。「イランを巡る地政学情勢、根強いインフレ懸念、関税を巡る不透明感の再燃、金利変動、AI・テクノロジー株のボラティリティー継続などが、リバランス対象となる多くの銘柄の値動きに影響している」と述べた。
原題:SpaceX’s Nasdaq 100 Weight Is Confirmed at 2.82% in Rebalance(抜粋)
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