(ブルームバーグ):米ゴールドマン・サックス・グループのデービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)は、債券トレーディング事業が過去数四半期ほどの勢いがないとの見方を示すとともに、全社的に経費が増えていると述べた。
ソロモン氏は16日、バークレイズが主催した会議で、7-9月(第3四半期)の債券トレーディングは株式トレーディングに比べ低調だと説明した。一方、株式トレーディングは「非常に好調」だと語った。
そのうえで、「取引活動は非常に活発で、当社も積極的に動いている」と述べた。
7-9月期は業務が活発だったため、コストは増える見通しだという。ゴールドマンは一部のテクノロジー投資も加速させた。さらに、「相当な」年数分の慈善事業への寄付を税務上効率的な方法で前倒ししたという。
16日のニューヨーク株式市場でゴールドマン株は4%安で引けた。
市場の変動が大きく顧客の取引が活発に推移するなか、ウォール街の銀行は今年、トレーディング事業が好調だ。ただ、7-9月期の見通しは大手行の間で見方に差が出始めている。
JPモルガン・チェースのダグ・ペトノ共同社長は15日、7-9月期のトレーディング収入が10%台半ばから後半の伸びになるとの見通しを示した。一方、バンク・オブ・アメリカ(BofA)のブライアン・モイニハンCEOは14日、債券取引の減少を受け、同行のトレーディング収入は前年同期比で「ほぼ横ばい」になるとの見通しを明らかにした。この発言を受け、銀行株の一角が売られた。
原題:Goldman CEO Warns of Higher Costs, Softness in Fixed Income (1)(抜粋)
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