米アップルは折りたたみ式スマートフォン「iPhone Duo」、iPhone 18 Proシリーズ、ワイヤレスイヤホン「AirPods 5」、新型スマートウオッチなど主要な新製品を投入したばかりだ。ただ、年内から2027年上期にかけても多数の新製品を控えている。

アップルは低価格版iPhoneを含む主力製品の刷新を予定する。スマートホーム向けディスプレーなど、アップルにとって新たな分野に踏み込む製品もある。

一連の新製品は、ジョン・ターナス新最高経営責任者(CEO)が打ち出した製品戦略の一環だ。社内では、ターナス氏とティム・クック前CEOが、アップル史上最も野心的な計画と位置づけている。

シリコンバレーの競合に後れを取るAI分野での巻き返しにもつなげる。新製品では、文脈をより深く理解し、利用者の情報も活用できるデジタルアシスタント「Siri AI」の新版を前面に打ち出す。

新製品の発売計画はこれまでと同様、延期や中止になる可能性もある。ブルームバーグ・ニュースの取材によると、今後数カ月の製品投入計画は次の通り。

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年内

  • Siri AI対応HomePod mini(B525): 新型スマートスピーカー「HomePod mini」の外観は、20年発売の現行モデルを踏襲する。主な変更点はSiri AIに対応する新型チップだ
  • Siri AI対応Apple TV(J265): 新型セットトップボックス「Apple TV」も現行モデルに近い外観となる。新型チップを搭載し、画面操作を高速化するとともに、刷新したAIアシスタントに対応する
  • スマートホーム向けハブ(J490): アップルは目玉の一つとして、Siri AIを活用する新基本ソフト(OS)を搭載した正方形のスマートホーム向けディスプレーを準備している。スピーカー内蔵型の台座に設置するほか、壁にも取り付けられる。ビデオ会議や顔認識にも対応し、利用者によって表示内容が変わる。当初は先週のiPhone Duo発表イベントで披露する予定だったが、現在は10月にも投入を目指している。ただ、これまで何度も延期されており、日程はなお流動的とみられる
  • タッチスクリーンMacBook(K114、K116):ノートパソコン(PC)「MacBook」の新たな上位機種は、MacBook Proとして21年のM1 Pro、M1 Maxチップ搭載モデル以来の大幅な刷新となる。Macとして初めてタッチスクリーンと有機EL(OLED)ディスプレーを採用し、M5 ProとM5 Maxチップを搭載する
  • 廉価版MacBook Pro(J804): 現行の14インチMacBook ProにM6チップを搭載する。このチップは今月、Mac miniで投入される
  • iMac(J833): 一体型パソコン「iMac」を新色とM6プロセッサーで刷新する
  • iPad mini(J510): タブレット「iPad mini」の次期モデルはOLEDディスプレーを採用し、上位機種並みの鮮明な画面とする。この製品として過去最大級の刷新となる

新型HomePod miniとApple TVは、14日にリリースされたiOS 27.0で社内テストを進めている。Macの新型モデルは、タッチスクリーンモデルや廉価版14インチMacBook Pro、新型iMacを含め、10月下旬に公開予定のmacOS 27.1でテスト中だ。新型iPad miniも、10月下旬に一般提供予定のiPadOS 27.1を使って社内試験を実施している。

iPad Pro

2027年上期

  • MacBook Air(J913、J915): 次期MacBook Airの外観は、22年と23年に登場した現行の13インチ、15インチモデルを踏襲する。外観は大きく変えず、他の新型Macと同じM6チップを搭載する
  • MacBook Neo(J701): 初代モデルの成功を受け、後継機を計画している。A19 Proチップを搭載し、より大容量のメモリーに対応するほか、処理も高速化する
  • 廉価版iPad(J581): 学生や子ども向けの新型廉価モデルは長らく投入が待たれていた。より高速なチップを採用し、このモデルとして初めてAIプラットフォーム「Apple Intelligence」とSiri AIに対応する
  • iPad Pro(J917、J920): 最新のiPad Proもチップを刷新する。アップルは次世代モデルで、性能を持続させるためのベイパーチャンバー冷却システムを試験している。iPhone 18 Proも同様の方式を採用している
  • iPad Air(J807、J837): iPad Airはより大幅な刷新となる。iPad Proや次期iPad miniと同様、初めてOLEDディスプレーを採用し、新型チップも搭載する
  • iPhone 18(V67): iPhone 18は抜本的な刷新にはならず、標準モデルへのA20チップ搭載が中心となる。最大の注目点は発売時期で、秋から春へ移る
  • iPhone 18e(V69): 廉価版iPhone 18eの主な変更点もチップと発売時期だ。アップルが2つの廉価モデルをどう差別化するかが注目される
  • iPhone Air 2(V62): iPhone Airはより大きく刷新する。2ナノメートルのA20 Proチップで電池持続時間の改善を狙う。超広角撮影用に2つ目のカメラも搭載する
  • Apple Pencil(B582、B632): 新型iPadの発売時期に合わせ、2種類の新型スタイラスペンを計画している。新しいPencil ProとApple Pencil USB-Cだ。iPhone Duoもこの技術に対応するため、今回の刷新への関心が高まる可能性もある

27年下期にも新製品を予定する。廉価版とタッチスクリーン搭載MacBookを高速のM7チップで刷新するほか、スマートグラス、カメラ内蔵AirPods、ホームセキュリティーシステムと関連機器、デザインを刷新した「Apple Watch」、iPhone発売20周年モデル、iPhone Duo第2世代などを投入する計画だ。

原題:Apple’s Next Products: What to Expect in Late 2026 and Early ’27(抜粋)

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