米アップル初の折り畳み式スマートフォン「iPhone Duo」は、最上位モデルの米国での価格が3199ドル(約49万1000円)と、一般消費者向けスマホとして過去最高額となる。

ストレージ容量256ギガバイトのモデルは1999ドルだが、2テラバイトのモデルはこれより1200ドル高い。アップルは512ギガバイトモデルを2199ドル、1テラバイトモデルを2599ドルで提供する。なお、アップルのウェブサイトによると、最上位モデルの日本での価格は57万4800円となっている。

iPhone Duoは、スマートフォンに高額を支払うことを消費者が受け入れるかどうかを試すことになる。3199ドルという価格は、アップルのノートパソコン(PC)「MacBook Pro」とほぼ同水準で、3699ドルのヘッドセット「Vision Pro」にも迫る。Vision Proが振るわなかった一因は、その価格の高さに消費者が尻込みしたことだった。

Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

複雑な設計や部品コストがiPhone Duoの価格をこれまでにない水準に押し上げた。同端末は二つの先進的なディスプレーを搭載し、アップルは部品を新たな手法で小型化する必要があった。一方、深刻なメモリー半導体不足により、家電業界全体でコストが膨らんでいる。

こうした状況でも、アップルは最低価格を心理的な節目である2000ドル未満に抑えたい考えだった。ただ、上位モデルは利益率の改善に寄与する。

競合製品との価格差もそれほど大きくない。iPhone Duoの基本価格は、競合するアルファベット傘下グーグルの「Pixel 11 Pro Fold」やサムスン電子の「Galaxy Z Fold8」を100ドル上回るだけだ。サムスンの折り畳み式スマートフォンで最も高価な「Fold8 Ultra」は、最上位モデルが2699ドルとなる。ただ、ストレージ容量は1テラバイトで、最上位のiPhone Duoより少ない。

「iPhone Duo」

アップルはまた、新たなリースプログラムを導入して価格負担の軽減を図る。基本モデルのiPhone Duoを月額57.99ドルで利用でき、2テラバイトモデルは月額92.81ドルとなる。

主力製品の最新モデル「iPhone 18 Pro」と「iPhone Pro Max」ついては、アップルは米国でそれぞれ100ドル値上げした。また、iPhone 16、17e、17、Airについても、端末自体を刷新することなく100ドル値上げした。昨年のiPhone 17 ProとPro Maxは販売を終了。イヤホン「AirPods」とスマートウオッチ「Apple Watch」の価格は引き上げなかった。

原題:Apple’s Priciest iPhone Duo Hits $3,199, Setting Industry Record(抜粋)

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