ロシアのラブロフ外相は、ドイツ東部ライプチヒの空港でのドローン(無人機)攻撃未遂事件を受けて一部のロシア外交施設の閉鎖を決めたドイツを批判し、同国がロシアとの直接対決に向かっていると非難した。

ロシア国営テレビ、ベスチがテレグラムで公開した発言によると、ラブロフ氏は「全体的に、大まかに言えば、いわば本当の戦争の始まりだ」と発言。「第2次世界大戦、大祖国戦争が始まる前にも、ドイツが外交公館を閉鎖したことを覚えている。彼らは再び戦争を望んでいる」と語った。

ドイツは先月、ライプチヒの空港で爆発物を搭載したドローンが発見されたことを巡り、ロシアを非難した。ロシアはこの主張を否定し、プーチン大統領は逆に、ドイツが証拠を捏造(ねつぞう)したと非難した。

ロシア政府は西側諸国への圧力を強めるため、対決姿勢を鮮明にしており、ラブロフ氏はとりわけ強硬な姿勢で知られている。

ドイツは、西部ボンにあるロシア総領事館と、戦後ドイツとの関係の象徴だったロシア・ハウスの閉鎖を命じた。ドイツ政府は先週、調査の結果、ドローン攻撃未遂事件にロシアが関与していたことが判明したと発表。今後、ロシア人に対する出入国管理も厳格化する。

ロシア関連施設の閉鎖への報復として、ロシアはドイツのゲーテ・インスティトゥートの支部を閉鎖すると発表した。

欧州連合(EU)当局者は、ロシアが激化させるハイブリッド攻撃が、EUにとって最も重大な戦略的脅威の一つになっていると警告している。

ラブロフ氏は、メルツ独首相について「事実上、われわれに宣戦布告しようとしているようなものだ」と指摘。ロシア指導部がしかるべき結論を下すとした。

原題:Lavrov Warns That Germany Is Moving Toward War With Russia(抜粋)

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