アップルはカリフォルニア州クパチーノ本社で開いたイベントで、初の折り畳み式スマートフォン「iPhone Duo」を発表した。米国での価格は1999ドルから。発売は10月23日。予約注文は10月16日から受け付ける。

アップルのウェブサイトによれば、日本での価格は36万4800円からとなっている。

ジョン・ターナス最高経営責任者(CEO)はイベント会場の壇上で、Duoは2台のスマートフォンを貼り合わせたような競合他社の折り畳み式モデルを上回ると自賛した。同氏によれば、Duoは開いた状態で7.6インチとなり、iPhoneとしては過去最大のディスプレーを備える。5.4インチの外側ディスプレーも搭載し、タブレット端末「iPad」用スタイラスペン「Apple Pencil」も使用できる。

アップルが発表した「Duo」について解説するブルームバーグテレビジョン

アップルが今回の製品拡充で示したのは、サムスン電子などの先行モデルより、洗練された製品を提供できる能力だ。Duoはより頑丈な使い心地を意識し、広げた際に画面中央の折り目が目立ちにくい設計になっている。ソフトウエアのインターフェースも新しいハードウエアを生かすことを意図している。

折り畳み式スマートフォンは、iPhone登場以降で最大のデザイン変更となる。それでも発売は広く予想されており、発表直後の市場の反応は鈍かった。株価はニューヨーク時間午後3時53分現在、前日比0.3%安い315ドル近辺。

その他の新製品

アップルは主力製品の最新モデル「iPhone 18 Pro」と「iPhone 18 Pro Max」も発表した。Proモデルには、処理性能を高めた自社開発半導体「A20」チップを搭載する。

また、ノイズキャンセリング機能を備えた低価格帯の新型イヤホン「AirPods 5」も披露した。

今回の新製品投入に合わせ、アップルはProモデルの米国での販売価格を100ドル値上げした。iPhone 18 Proは1199ドル、iPhone 18 Pro Maxは1299ドルとなる。一方、AirPods 5は129ドルからの価格に据え置かれる。予約注文は9月12日に始まり、18日に発売される。

ジョン・ターナス最高経営責任者(CEO)

ターナスCEOは「最も重要な分野で飛躍的な進歩を遂げた」と述べ、AIや処理性能、バッテリー駆動時間、カメラ機能を挙げた。

iPhone 18 Proには、新色のバーガンディーが用意される。アップルによると、バッテリー駆動時間は大型のPro Maxが45時間、Proが36時間。急速充電にも対応し、5分間の充電で6時間の動画再生が可能になるとしている。

AIウエアラブル端末

アップルは高級スマートウオッチを含む自社端末に、AIを活用した音声機能などを新たに追加する。拡大するAIウエアラブル端末市場で攻勢を強める。

同社は9日、カリフォルニア州クパチーノ本社で開いたイベントで、「Apple Watch Series 12」と「Ultra 4」を発表。両モデルには新たに「Audio Intelligence」ツールが搭載される。このうち「Siri Recap」は周囲の音声を聞き取り、装着者が1日を通じて交わした会話について概要をメモする。「Live Recap」は対面での会話について、直近15秒間に話された内容を文字にして表示する。赤ちゃんの泣き声や、ドアのチャイム、サイレンなど重要な音を聞き取ることもできる。

原題:Apple Debuts Company’s First Foldable Phone in Pivotal Move (1)(抜粋)

(サムスン電子との比較、アップルウオッチについて情報を加え、株価を更新します)

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