(ブルームバーグ):9日の欧州債券市場は大幅下落した。ブレント原油価格が1バレル=100ドルを上回ったことで、インフレ圧力の高まりから利上げ観測が拡大し、ドイツ2年債利回りは2年超ぶりの高水準に上昇した。
トレーダーは、欧州中央銀行(ECB)とイングランド銀行(英中央銀行)の利上げ観測を強めている。スワップ市場は現在、両中銀が2027年末までにそれぞれ最大4回の追加利上げを実施する可能性を織り込んだ。
ECBは10日の政策委員会会合後、利上げを発表すると広く予想されている。
ドイツ2年債利回りは一時8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して3.08%と、2024年6月以来の高水準を付けた。短期債を中心に売られ、イールドカーブはベアフラット化した。
財政リスクも意識され、特にフランス債への売り圧力が強まった。フランス10年国債とドイツ10年債の利回り差は90bpと、2012年7月以来の水準に拡大した。英国債も売り圧力を受け、2年債利回りは10bp高い4.69%となった。
欧州株も7月以来最大の下落となった。
ストックス欧州600種指数は、1.4%安で取引を終えた。小売セクターは他セクターに比べパフォーマンスが劣り、ファストファッション大手のインディテックスは、上半期の決算がアナリストの予想を下回り、3.6%下落した。消費財や建設関連株も出遅れた。
欧州のベンチマーク指数は8月に過去最高値を更新して以来、インフレリスクの高まりや金融引き締めへの懸念から、軟調に推移している。
9月9日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)
原題:German Bonds Drop as ECB Rate Hike Bets Rise: End-of-Day Curves、European Stocks Drop Most in Two Months as Rate-Hike Bets Rise (抜粋)
--取材協力:Michael Msika.
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