(ブルームバーグ):米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、関税の影響が薄れる中でインフレは引き続き鈍化している兆候があり、エネルギー価格上昇の影響も他のサービス分野には波及していないとの見解を示した。
ウィリアムズ氏は2日にCNBCのインタビューで、「最近のデータは心強い」と発言。「関税の影響が一部、過去のものとなる中、インフレは実際、緩やかな低下傾向にあるとみている」と述べた。
同氏は7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利据え置きの決定を支持した。
ウィリアムズ氏は「前回のFOMC会合を終えた段階で」、金利は完全雇用と物価安定というFRBの2大責務のバランスを取る上で「適切な水準にある」と述べた。
「われわれは現在、多くのデータを収集しており、それを踏まえてあらためて評価する必要がある」と語った。
インフレを押し上げている最大の要因は、依然として関税と中東での紛争に伴うエネルギー価格の上昇だと指摘。「サービスインフレ上昇による影響もなお残っている」と述べた。
中立金利
ウィリアムズ氏はまた、このところの債券利回り急上昇について、AIへの投資や成長加速への期待が背景にあるとの認識を示した。その上で、生産性の向上によって中立金利が上昇したと判断するまでの十分な証拠はないと述べた。
「過去に見られたような持続的な生産性向上が起きれば、中立金利を押し上げると予想する。しかし、現時点ではまだ、そうした状況は確認できていないと言わざるを得ない」と話した。ウィリアムズ氏自身は中立金利を1%程度と推計している。
「実質金利はやや上昇したが、それほど大きくは上がっていない」とも述べた。
原題:Fed’s Williams Says Inflation Continuing to Trend Down (1)(抜粋)
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