米デル・テクノロジーズの株価が1日の時間外取引で上昇した。通期の売上高見通しを250億ドル(約4兆円)上方修正し、AI向けサーバーの需要が急増していることを改めて示した。

1日の発表資料によると、2027年1月期の売上高は約1920億ドルとなる見通し。このうちAIサーバーの売上高が740億ドルを占める。5月時点で全体の売上高を約1670億ドルと見込んでいた。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均1738億ドルも上回った。

AIサーバーの売上高見通しは前年度の3倍に相当する。デルの通期売上高見通しが市場予想を上回るのは5四半期連続となる。

AI需要が急拡大するなか、デルは米エヌビディアのAI向け半導体を搭載したサーバーに加え、従来型サーバーの受注も確保している。

デルは厳格な経費管理にも取り組んでいる。半導体メモリーのコスト急上昇を反映してパソコン価格を引き上げていることもその一環だ。営業費用が売上高に占める比率は8%にとどまり、デルとして過去最低の水準という。

ジェフ・クラーク最高執行責任者(COO)は決算発表後の電話会議で、「過去12カ月に、AIサーバーの受注額は1300億ドルを超えた」と述べた。「直近2四半期だけで、従来型サーバーとネットワーク機器から、当社の過去どの通期にもほぼ匹敵する売上高を記録した」と説明した。

通期1株利益は一部項目を除いたベースで25.50ドルを見込む。市場予想平均は19.10ドルだった。

デルの株価は通常取引後の時間外取引で一時10%上昇した。今年に入って3倍超となっているが、8月13日に付けた高値からは14%下落している。競合するサーバーメーカーのヒューレット・パッカード・エンタープライズとスーパー・マイクロ・コンピューターも時間外取引で上昇した。

デルのAI向け機器は企業顧客や大手AI事業者のほか、コアウィーブやエヌスケール・グローバル・ホールディングスを顧客として獲得している。デルによると、AIサーバーの受注残は5-7月(第2四半期)末時点で950億ドルに達した。受注残は将来の売上高を示す指標となる。

5-7月期の売上高は58%増の470億ドルとなった。一部項目を除く1株利益は7.04ドル。アナリスト予想平均は調整後1株利益が4.90ドル、売上高が448億ドルだった。

原題:Dell Gains After Surging AI Server Sales Spur Boost in Outlook(抜粋)

(4段落目以降に最新の株価やCOOの発言などを追加して更新します)

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