24日の欧州債券市場は、米国債の上昇が支えとなり、長期債が小幅上昇した。欧州中央銀行(ECB)が年末までに2回利上げするとの観測が強まったことから、短期債は下落した。

ドイツ30年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下して3.76%となった。英30年債利回りも2bp低下し、5.79%となった。世界の長期国債は財政懸念の強まりを背景に、売り圧力にさらされている。米30年債利回りは24日に低下しているものの、引き続き2007年以来の高水準近くにある。

ドイツ2年債利回りは3bp上昇して2.86%だった。短期債が相対的に軟調だったため、イールドカーブはツイスト・フラット化した。短期金融市場は、ECBの年末までの利上げ幅を計45bpと織り込んでいる。見通しは21日時点から小幅に拡大した。

フランスでは、新年度予算編成に向けた財政懸念と政治リスクが重しとなり、10年債利回りが2008年終盤以来の高水準近くにとどまっている。フランス10年債とドイツ10年債の利回り差(スプレッド)は87bp前後となっている。

欧州株は薄商いの中、ほぼ横ばいだった。ストックス欧州600指数はほぼ変わらずで取引を終えた。旅行・娯楽セクターが最も高いパフォーマンスとなり、原油価格の下落を受けて、航空株が上昇した。

欧州株は好調な決算発表シーズンが終了して以降、方向感を欠いている。投資家は新たな相場材料を求め、フランスのインフレ統計や米国で今週開かれるジャクソンホール会合(カンザスシティー連銀主催の年次シンポジウム)など、経済指標や中央銀行関連のイベントに注目している。

8月24日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)

原題:Long-Dated Europe Debt Boosted by Treasuries: End-of-Day Curves、European Stocks Steady as Investor Focus Shifts to Economic Data(抜粋)

--取材協力:Jan-Patrick Barnert、Sagarika Jaisinghani.

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