(ブルームバーグ):米ペンシルベニア州のシャピロ知事(民主)は、同州でのデータセンター建設に厳しいセーフティーネット(安全基準)を課すことを命じた。AI開発に伴う設備投資過熱に反対する各州と歩調を合わせる動きだ。
シャピロ知事は行政命令で、データセンタープロジェクト許認可の条件として、地元の地方自治体の承認を義務付けた。新規開発の大きな障壁となる。かつてデータセンター推進派だった同知事は、自家発電による電力供給に加え、節水基準の順守や電力使用増加に伴う費用負担も求めた。
「受け入れ難いほど多くの投機的データセンターの計画がわが州に殺到し、地域社会を全く顧みない開発業者がその多くを主導している」と知事は18日の声明で訴えた。
米中がAI開発を競い合う状況で、データセンターへの地元の反対の高まりが、巨大テック企業の野心を脅かしつつある。
ニューヨーク州のホークル知事は今年7月、同州でのデータセンターの建設許認可手続きを最長1年間凍結する命令に署名した。共和党に所属し、データセンターを長年支持してきたテキサス州のアボット知事も州が監査・検証する間、新規プロジェクトを停止する方針だ。
11月の再選を目指すペンシルベニア州のシャピロ知事は、2028年の大統領選の有力候補と見なされている。テック企業誘致のため、当初はデータセンタープロジェクトを支持していた。
原題:Pennsylvania Governor Josh Shapiro to Limit New Data Centers (2)(抜粋)
--取材協力:Mark Chediak.
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