米ハワイ州では、ハリケーン「ララ」が電力網に広範な被害をもたらした。16日には勢力を弱め、熱帯暴風雨となったが、17日夜の時点で8万戸を超える住宅や事業所で停電が続いている。一部の顧客は、電力供給の再開まで数カ月待たされる可能性がある。

米公益事業会社ハワイアン・エレクトリック・インダストリーズは17日のプレスリリースで、被害状況の調査により、ハワイ島とマウイ島の遠隔地で「インフラに甚大な被害」が確認されたと発表した。作業員は送電線の復旧作業に着手したが、同社は16日、一部の利用者への電力供給再開には「数週間、あるいは数カ月」かかる可能性があるとの見通しを示した。

ハワイアン・エレクトリックによると、17日早朝時点で、作業員がハワイ島の主要送電線3本を修復した。現在使用できない送電線の本数についてはコメントを控えた。

同社の広報担当者は16日、地元ニュースメディアのホノルル・シビル・ビートに対し、州内で人口が最も多い2島であるハワイ島とオアフ島で約25本の送電線が使用不能になっていると明らかにした。

ハワイ州警察も17日、911の緊急通報サービスが利用できなくなっていると発表し、警察と消防、救急について別の電話番号を利用するよう住民に呼びかけた。

ララはハワイ州の一部地域に記録的な大雨をもたらし、送電線や道路、橋に被害を与えた。米気象予報センター(WPC)によると、ハワイ島のラウパホエホエでは14日から16日朝までの降雨量が43.54インチ(約111センチ)に達した。他の2地点でも3フィート(約91センチ)を超え、多くの地点で少なくとも2フィートの降雨があった。

原題:Hawaii Faces Months of Power Outages After Lala Damages Grid (1)(抜粋)

--取材協力:Brian K. Sullivan.

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