(ブルームバーグ):欧州系の投資会社EQTは13日、「食べログ」を運営するカカクコムに対する株式公開買い付け(TOB)価格を1株当たり3450円から3570円に引き上げると発表した。EQTの価格引き上げは2度目。
発表資料によると、EQTが今回提示した3570円は、対抗提案を公表しているLINEヤフー・米ベインキャピタル連合の最新価格3520円を上回る。17日までとしていた買い付け期間は、27日まで延長した。カカクコムはEQTのTOBへの賛同表明を維持する。
EQTは5月、カカクコムの賛同を得て1株3000円でTOBを開始した。LINEヤフー側が7月、これを上回る価格でのTOBを正式に提案し、カカクコムを巡って両者が一歩も譲らない争奪戦を繰り広げている。
LINEヤフー陣営がさらに価格を引き上げるかが焦点となる。一方で、買収合戦が長引けば、カカクコムの成長戦略への着手が遅れる懸念が出てくる。
カカクコム株の13日終値は3714円と、TOB価格を上回る水準で推移している。
LINEヤフー陣営の7月29日の発表では、第3位株主であるKDDIから一定の協力を得られれば、3520円から3640円にTOB価格を引き上げるとしていた。TOB開始は9月中旬を目指しているという。
ブルームバーグのデータによると、筆頭株主のデジタルガレージは約21%、2位株主のオアシス・マネジメントが約20%、KDDIが約18%と、3社で6割近い株式を保有している。
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