今年も物価高は続きそうです。今年予定されている食品の値上げが1万品目以上にのぼることが、民間の調査会社のまとめでわかりました。

東京商工リサーチが主要な食品メーカー121社に値上げの動向を調査したところ、半数以上の64社がすでに今年中に値上げすることを発表していて、あわせて1万品目以上にのぼることが分かりました。

品目別でみると、ハムやソーセージなどの「加工食品」が2906品目と全体の3割を占め、「冷凍食品」が2289品目、「調味料」が1755品目でした。原材料を輸入に頼る商品で、歴史的な円安や資源価格の高騰の影響が依然として続いています。

また、現時点で分かっている食品の値上げの半数以上は2月に予定されているということですが、東京商工リサーチは「年内に再値上げが予定されている物もあり、まだ価格の安定化は遠いようだ」としています。