ポーランドは領内に落下した正体不明の物体を調査していると発表した。落下地点はウクライナ国境から約100キロメートルの村で、ロシアがウクライナに対して激しいミサイル攻撃を行っているさなかだった。

この物体についてポーランドのトゥスク首相は、ロシアのミサイルだと発言。これに先立ち、ウクライナのシビハ外相もロシアの巡航ミサイル「Kh-101」がポーランドに越境したとX(旧ツイッター)で指摘していた。

トゥスク首相はXで、領空侵犯を受けて関係機関による調整チームを招集したと発表。落下現場に向かっていることも明らかにした。

ポーランド軍作戦司令部が30日、Xに投稿したところによると、この物体が領空内に入り、国内東部のタルナワ・コロニア村付近に落下する様子が防空レーダーに捉えられていた。

落下があったのは現地時間30日午前3時40分で、「ロシア長距離空軍による激しい戦闘活動」のさなかだったと、ポーランド軍は説明。レーダーはまた、ウクライナ西部上空に飛来した少なくとも十数発のミサイルの動きを追跡していたという。

作戦司令部の声明によると、西へ移動していた物体の識別と迎撃のため、任務に就いていた戦闘機「F16」1機が現場周辺に派遣された。その後、物体はレーダーから消え、軍用ヘリコプター「Mi24」の兵員が落下地点と思われる場所を特定。救急捜索隊によって現場は確保されたという。

シュラプカ政府報道官は直ちにはコメントの要請に応じなかった。

ロシアが2022年にウクライナに対する全面侵攻を開始し、ドローン(無人機)やミサイルでの攻撃を続ける中で、ポーランドなど北大西洋条約機構(NATO)加盟国が影響を被る事態が何度か起きている。

昨年9月にはロシアの軍用ドローン19機がポーランド領内深くまで飛来し、その2カ月後には主要鉄道路線で爆発が発生。この爆発はロシア情報機関の仕業だと、ポーランド当局者は非難した。

ドローン飛来時にポーランドは「侵略行為」として、NATO第4条を発動し、同条項に基づく加盟国の緊急会合開催を要請した。同じくNATO加盟国のルーマニアは先週、ロシアのウクライナ侵攻開始以降で初めて、領空内に進入したドローンを撃墜した。

原題:Poland Investigates Crashed Object Near Border With Ukraine (1)、*POLISH PREMIER SAYS OBJECT THAT FELL WAS A RUSSIAN MISSILE(抜粋)

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