27日の欧州債券市場は上昇した。中東で米イランの攻撃停止が続き、原油価格が下落したことが追い風となった。

ドイツ2年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し、2.79%となった。先週には一時2.91%と2024年7月以来の高水準を付けたが、一段と低下した。

英国債も上昇し、2年債利回りは4bp低下して4.37%となった。欧州の国債利回りは米国債利回りよりも速いペースで低下し、米10年債とドイツ10年債の利回り差(スプレッド)は152bpと、約3週間ぶりの大きさに拡大した。

欧州株は小幅高となった。ASMLホールディングの急落がテクノロジー株の重しとなり、小売株やメディア株の上昇を相殺した。

ストックス欧州600指数は、取引時間中に一時0.9%上昇したものの、その後伸び悩み、ほぼ横ばいで取引を終えた。中国政府系企業が液浸型深紫外線(DUV)露光装置の製造を開始したとの報道を受けて、ASMLは事業を脅かされる可能性が意識され、8.5%下落した。

業種別では、メディア株と小売株がこの日の上昇率上位となった。TUIやドイツのルフトハンザ航空などがけん引し、旅行・レジャー株も買われた。エネルギー株は、トタルエナジーズやシェルなど主力銘柄の下落が響き、大きく下落した。

7月27日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)

原題:European Bonds Rally as Oil Prices Ease: End-of-Day Curves、European Stocks Muted as ASML Drop Offsets Retail, Media Gains(抜粋)

--取材協力:Michael Msika.

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