ユーリゾンSLJキャピタルのスティーブン・ジェン最高経営責任者(CEO)によると、日米による円買い協調介入は「転換点」であり、円が約40年ぶりの水準に下げるのを防ぐ役割を果たす。

ジェン氏と同社エコノミスト兼ポートフォリオマネジャーのジョアナ・フレイレ氏は11日、「ドル・円はピークを付けた可能性が極めて高い。米国も日本も諦めず、市場に屈することもしないからだ」と顧客向けリポートで説明した。「抵抗しても無駄だ」と述べた。

米国の高金利によって日本の投資家には資金を海外に移す強い誘因が生じており、それを背景に円は対ドルで下落を続けていたが、1998年以来となる今回の日米協調介入はその流れを断ち切った。

米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、先物・オプション市場では、レバレッジドファンドによる円の売り越し幅が8月4日時点で6万3600枚に約半減した。しかし円は介入後の上昇分を一部失い、159円30銭近辺まで下落している。それでも先月付けた164円付近よりは円高水準にある。

ベッセント米財務長官は、米国には引き続き日本を支援する用意があると述べている。ウォール街では、その動機の一つは、日本当局がドルを調達するため米国債を売却するのを防ぐことにあるとの見方が多い。そうした売却は米金利にさらなる上昇圧力をかける可能性がある。

ユーリゾンは円が最終的に1ドル=125円に向けて上昇すると予想しているが、具体的な時期は示さなかった。

ジェン、フレイレ両氏は「市場の期待を修正する必要は以前からあった」と指摘。「協調介入から読み取るべき最も重要なメッセージは、ドル・円相場を下げる日米両国の決意だろう」と述べた。

原題:US-Japan Intervention Sets Stage for a Yen Rally, Eurizon Says(抜粋)

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