中国発のファストファッション通販大手SHEIN(シーイン)を運営するSHEINグローバル・ホールディングスは、待望されてきた香港での新規株式公開(IPO)に向け、早ければ今月20日から投資家の注文を受け付け、28日ごろに香港市場に上場する計画だ。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

関係者によると、SHEINはIPOで約300億ドル(約4兆7800億円)の評価額を目指していた。これはピーク時を大幅に下回る水準だが、投資家から反発を受けており、さらに引き下げる可能性がある。関係者は非公開情報だとして匿名を条件に語った。既存株主がIPOの最大約半分を取得する可能性もあるという。

SHEINはIPOへの需要を探っており、調達額は20億-30億ドルとなる可能性が高いと、ブルームバーグ・ニュースが先週報じた。

関係者によると、検討は続いており、規模や評価額、時期などの詳細は変更される可能性がある。

ニューヨークとロンドンではいずれもIPOを実現できなかったSHEINは、株式公開に向けた長い道のりの最終段階に近づいている。同社の評価額は一時約1000億ドルに達したが、関税やPDDホールディングス傘下のTemuとの競争などを背景に成長が鈍化し、その後は急低下した。

一部の関係者によると、SHEINは投資家候補に対し、純利益が今年減少した後、2027年には昨年の20億6000万ドルに近い水準へ回復するとの見通しを示している。

SHEINは、「Zara」を展開するインディテックスやヘネス・アンド・マウリッツ(H&M)と同業の比較対象として評価されることを目指している。株価収益率(PER)はインディテックスが28.7倍、H&Mが19.5倍。モルガン・スタンレーは、SHEINの25-28年の純利益成長率がインディテックスとH&Mを上回ると予想している。

SHEINはコメントの要請に直ちに応じなかった。

原題:Shein Is Said to Consider Aug. 28 for Hong Kong Trading Debut(抜粋)

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