原油相場はアジア時間28日序盤の取引で続落した。トランプ米大統領が、中東での紛争終結に向けて米国とイランが協議を進めていると明らかにしたことを受け、売りが優勢となった。

米ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は1バレル=82ドルを下回った。前日には7%超下落していた。北海ブレントは3カ月超で最大の下落率を記録し、88ドル近辺で取引を終えた。

トランプ米大統領は27日、米国とイランが中東での紛争終結に向けた外交協議を進めていると明らかにした。ただ、交渉が合意に至らなければ、双方は再び戦闘に戻ると警告した。

原油相場は今月、大きく変動している。当初は米国とイランの対立が再び激化し、戦闘が紅海に拡大したことを受けて急上昇した。その後は緊張緩和を背景にここ数日で急落した。ただ、ホルムズ海峡を通過するタンカーの航行はなお正常化しておらず、市場参加者は引き続き慎重な姿勢を維持している。

TP ICAPグループのエネルギースペシャリスト、スコット・シェルトン氏は「中東問題が解決したとは思わない」と指摘。「ホルムズ海峡を石油が実際に輸送されているという確かな証拠が必要だが、それはまだ確認されていないと思う」と語った。

原題:Oil Extends Decline as Trump Says in Talks With Iran to End War(抜粋)

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