「真空」は何もない空っぽの空間ではなかった。

今回のゲストは、2012年のヒッグス粒子発見に大きく貢献し、現在は高エネルギー加速器研究機構(KEK)機構長を務める浅井祥仁先生です。
私たちが存在するために不可欠な「ヒッグス場」の正体から「ヒッグス粒子」発見の経緯、「重力は存在しないかもしれない」という仮説、さらには基礎科学が社会にもたらすイノベーションまで。
「神の数学」と「人類の数学」の考察など宇宙の真理に迫る素粒子物理学の最前線を、ぜひご覧ください。

<出演者>
▽浅井 祥仁
高エネルギー加速器研究機構(KEK)機構長
1967年、石川県生まれ。1990年に東京大学理学部を卒業後、同大学院理学系研究科にて博士号(理学)を取得。1995年より日本学術振興会海外特別研究員として欧州原子核研究機構(CERN)の研究に参加し、同年に東京大学素粒子物理国際研究センターの助手に着任。同センター助教授、東京大学大学院理学系研究科准教授を経て、2013年より東京大学大学院教授に就任。2017年から2024年まで素粒子物理国際研究センター長を務めたのち、2024年4月、高エネルギー加速器研究機構(KEK)機構長に就任した。
専門は素粒子実験。長年にわたりCERNの大型ハドロン衝突型加速器(LHC)を用いた「ATLAS実験」の日本チームを率い、2012年の歴史的な「ヒッグス粒子発見」において世界的な貢献を果たした。現在は、標準理論を超える超対称性粒子の探索や、次世代の直線型加速器である国際リニアコライダー(ILC)計画の推進など、日本の素粒子物理学研究と国際協力を最前線で牽引している。

▽茂木健一郎
1962(昭和37)年、東京生れ。脳科学者/理学博士。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。東京大学理学部、法学部卒業後、同大大学院物理学専攻課程を修了。理化学研究所、英ケンブリッジ大学を経て現職。クオリア(意識のなかで立ち上がる、数量化できない微妙な質感)をキーワードとして、脳と心の関係を探求し続けている。

▽竹下隆一郎
TBS CROSS DIG with Bloomberg チーフ・コンテンツ・オフィサー(CCO)
朝日新聞を退社後、2016年から2021年6月までハフポスト日本版編集長。2021年8月にビジネス映像メディアPIVOTの創業メンバーに。2024年11月よりTBSテレビ特任執行役員。

<収録日>
2026年6月26日