宇宙の主成分でありながら、誰もその姿を見たことがない「暗黒物質(ダークマター)」。
1930年代から続くこの100年の難問に、終止符が打たれるかもしれません。
今回のULTRA SCIENCEは、独自の手法で暗黒物質を捉えた画期的な論文を発表し、世界中から注目されている東京大学大学院の戸谷友則教授をお招きしました。

何百人もの研究者が参加する巨大プロジェクトが当たり前の現代物理学において、戸谷先生はなんと「たった1人で」15年分の公開データを解析。世界中の研究者たちが見落としていた「銀河のハロー領域」に注目し、ついに暗黒物質が対消滅した際に出るガンマ線の痕跡とみられるものを発見しました。

脳科学者の茂木健一郎さんとともに、宇宙の根源的な謎から、科学とAIの未来、そして「我々はなぜ存在するのか」という哲学的な問いまで、徹底的に深掘りします。

<出演者>
▽戸谷友則
東京大学 大学院理学系研究科 天文学専攻 教授
1971年、愛知県生まれ。1998年、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。国立天文台助手、プリンストン大学客員研究員、京都大学准教授などを経て、現在は東京大学大学院理学系研究科天文学専攻教授。専門は宇宙物理学、天文学(特に、宇宙論、銀河形成や高エネルギー天体物理学)。観測を意識した理論的な研究が主体。
専門は宇宙物理学、天文学。特に、宇宙論、銀河形成進化、超新星やガンマ線バーストなどの爆発天体、高エネルギー天体物理学。

▽茂木健一郎
1962(昭和37)年、東京生れ。脳科学者/理学博士。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。東京大学理学部、法学部卒業後、同大大学院物理学専攻課程を修了。理化学研究所、英ケンブリッジ大学を経て現職。クオリア(意識のなかで立ち上がる、数量化できない微妙な質感)をキーワードとして、脳と心の関係を探求し続けている。

▽竹下隆一郎
TBS CROSS DIG with Bloomberg チーフ・コンテンツ・オフィサー(CCO)
朝日新聞を退社後、2016年から2021年6月までハフポスト日本版編集長。2021年8月にビジネス映像メディアPIVOTの創業メンバーに。2024年11月よりTBSテレビ特任執行役員。

<収録日>
2026年2月20日