米国で起きている寄生虫の集団感染について、米食品医薬品局(FDA)は19日、テイラー・ファームズ社が供給したレタスと感染症サイクロスポーラ症の集団発生を結び付けていた先の陽性結果を撤回した。保健当局は一方で、同社が引き続き調査の重点対象との認識を示している。

今回の「偽陽性」判定を受けて現在実施されている商品リコールの範囲が変わるわけではないが、対象の拡大は回避できる可能性がある。

FDAは18日、リコール対象ではないテイラー・ファームズ社のレタスで、サイクロスポーラ症を関連付ける陽性反応が確認されたと発表。リコール対象が広がる可能性を示唆していた。

しかし19日夜までに、検体を再度調べた結果、検査結果は偽陽性だったとの判断に至ったと明らかにした。

FDAは発表文で「サイクロスポーラの検出は複雑なため、FDAの研究所の専門家らが検体結果を再度調べた。その上で、検査結果は真の陽性を示すものではないとの結論に達した」と説明した。

店頭に並ぶテイラー・ファームズの袋詰めサラダ(カリフォルニア州 7月17日)

テイラー・ファームズは「商品からサイクロスポーラ陽性反応が確認された例を、FDAは1件も特定していない」との声明を発表した。

レタスの保存期間の短さに加え、サイクロスポーラの検査自体に特有の難しさがあることから、保健当局は感染源がテイラー・ファームズの商品であるかどうかを調べるために他の手法も用いている。

テイラー・ファームズは、一部の保健当局が同社の商品に引き続き調査の重点を置いていることについて、現時点でコメント要請に応じていない。

原題:FDA Walks Back Positive Lab Test in Cyclospora Outbreak (1)(抜粋)

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